インテュイティブが決算受け大幅高 輝かしい第1四半期を提供との指摘も=米国株個別
手術用ロボットや設備を手掛けるインテュイティブ・サージカル<ISRG>が大幅高。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回ったほか、手術システムの設置台数も予想を上回った。手術ロボットのダヴィンチ・システムのインストール件数は予想を下回った。
同社は声明で「第1四半期は中国におけるゼロコロナ政策の影響により、1月の手術件数に悪影響があったが、パンデミックは今後も手続きに悪影響を及ぼす可能性がある」と述べた。当初は英国市場に注力し、欧州の償還戦略を支える臨床データの収集に取り組む予定だとしている。
アナリストからは「ほとんどすべてがうまくいった四半期の1つだった。回復しつつあるパンデミック後の環境で手順を改善する医療技術にとって良い兆候だ」とのコメントが出ている。
別のアナリストは「センチメントが落ち着く中、同社は値上げと活発なパイプラインに支えられた回復のストーリーを強調する輝かしい第1四半期を提供した」と述べている。「同社をよりポジティブに捉えないわけには行かない」とも付け加えた。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):1.23ドル(予想:1.21ドル)
・売上高:17.0億ドル(予想:16.0億ドル)
機器および付属品:9.85億ドル(予想:9.13億ドル)
システム:4.27億ドル(予想:4.06億ドル)
サービス:2.83億ドル(予想:2.73億ドル)
・手術システム設置台数:312台(予想:281台)
・ダヴィンチシステム:7779件(予想:7786件)
(NY時間09:44)
インテュイティブ・サージカル<ISRG> 301.26(+31.98 +11.88%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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