ロクが決算受け時間外で約１０％の大幅高＝米国株個別

　動画配信の受信機器やプラットホームを手掛けるロク＜ROKU＞が引け後に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、１株損益の赤字が予想以下だったほか、売上高は予想を上回った。ＥＢＩＴＤＡの赤字も予想ほどではなかった。第１四半期についても、予想を上回る売上高見通しを示している。

　広告市場は回復しつつあり、事態は懸念されるほど悪くない可能性を示唆している。アクティブ・アカウント数も４６０万と好調で、エンゲージメントも堅調に推移している。ユーザー単価が減少しており、広告の価格圧力がかかっている可能性も考えられる。

　株価は時間外で約１０％の大幅高。

（１０－１２月・第４四半期）
・1株損益：-1.70ドル（予想：-1.74ドル）
・売上高：8.67億ドル（予想：8.04億ドル）
　　プラットホーム：7.31億ドル（予想：6.65億ドル）
　　プレイヤー：1.36億ドル（予想：1.38億ドル）
・粗利益率（調整後）：42.0％（予想：40.7％）
・EBITDA（調整後）：-0.95億ドル（予想：-1.32億ドル）
・ユーザーアカウント：7000万人（予想：6880万人）
・ユーザー単価：41.68ドル（予想：41.38ドル）

（１－３月・第１四半期見通し）
・売上高：約7.00億ドル（予想：6.87億ドル）
・EBITDA（調整後）：-1.10億ドル（予想：-0.80億ドル）

（NY時間17:17）時間外
ロク＜ROKU＞　69.80（+6.31　+9.94%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美