ゴールドマン、リテール事業で損失30億ドル強=米国株個別
ゴールドマンはリテール事業で2020年以降に30億ドル強の損失を出していたことを発表した。初めて具体的に明らかになった。
2016年に立ち上げたコンシューマーバンキング部門「マーカス」は、普通預金、個人向けローン、クレジットカードを展開。19年にはアップル<AAPL>とクレジットカードで提携し、重要な成長分野と位置付けたが、黒字化は実現せず、規模を縮小している。
10月の再編ではコンシューマーバンキング部門を分割して複数の部門に組み入れた。それ以前はウェルスマネジメントと同じ部門の一部だった。
マーカスの大部分は、新しいアセット・ウェルスマネジメント部門に吸収される。アップルやGM<GM>と提携しているクレジットカード事業などは新たに立ち上げたプラットフォーム・ソリューションズ部門に移行する。
このプラットフォーム・ソリューションズ部門の損失が、昨年1-9月の9カ月間で12億ドル、営業費用と貸倒引当金を除いたベースで21年は10億ドル強、20年は7億8300万ドルだったことを明らかにした。
(NY時間11:00)
ゴールドマン<GS> 370.77(+0.83 +0.22%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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