続落、利上げ継続による来年以降の景気悪化を警戒=NY原油概況
NY原油先物1月限(WTI)(終値)
1バレル=72.01(-2.24 -3.02%)
ニューヨーク原油は続落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が2.24~2.18ドル安。その他の限月は2.11~1.08ドル安。
来年以降の景気悪化見通しが相場を引き続き圧迫した。インフレ率が高止まりするリスクがあることから、利上げ停止を示唆する主要国の中央銀行は今のところなく、利上げ継続による景気悪化が警戒されている。来週は米連邦公開市場委員会(FOMC)や欧州中央銀行(ECB)理事会が予定されている。米エネルギー情報局(EIA)の週報で、石油製品在庫が大幅に増加したことも重し。
時間外取引で1月限は一時売り優勢となった後、買い戻しが強まると通常取引開始前にかけて75.38ドルまで上げた。ただ、通常取引開始後は戻り待ちの売りに上値が抑えられると、71.75ドルまで下落し年初来安値を更新した。
MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。