リビアンが決算受け大幅高 供給制約も生産台数の見通しを据え置く=米国株個別
電気自動車(EV)のリビアン<RIVN>が大幅高。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想を下回ったものの、1株損益やEBITDAは赤字だったものの予想ほどではなかった。通期については、EBITDAおよび2万5000台の生産台数の見通しを据え置いた。
同社は声明で、「われわれの通常の工場で実証された生産性は、弊社のシステム、設備、従業員の生産ライン増強能力に引き続き自信を与えてくれた」と述べた。「しかし、サプライチェーンの制約が引き続き生産の制約要因になると考えている」とも語った。
アナリストは、サプライチェーンの問題で製造が圧迫されているにもかかわらず、ガイダンスを再確認したことを好意的に受け止めている。「コスト管理と業務効率化の顕著な進展により、第3四半期決算は同社にとってポジティブであり、株価はアウトパフォームすると予想している。消費者向けプラットフォームR2については、すでに2025年後半のサービス開始を示唆していることから、R2に関するコメントをあまり重要視しすべきではない」と述べた。
(7-9月・第3四半期)
・1株損益(調整後):-1.57ドル(予想:-1.86ドル)
・売上高:5.36億ドル(予想:5.61億ドル)
・EBITDA(調整後):-13.1億ドル(予想:-14.1億ドル)
(通期見通し)
・EBITDA(調整後):-54.5億ドルを維持(予想:-54.9億ドル)
・生産台数:2万5000台(予想:2万6100台)
・設備投資:17.5億ドル(従来:20億ドル)(予想:19.8億ドル)
(NY時間09:39)
リビアン<RIVN> 31.71(+3.64 +12.97%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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