米10年債利回りは小幅に上昇 米CPI後の下げ戻す=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:33)
2年債 3.222(-0.047)
10年債 2.785(+0.007)
30年債 3.032(+0.042)
期待インフレ率 2.440(-0.024)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で10年債利回りは小幅に上昇。この日発表になった7月の米消費者物価指数(CPI)が予想以上に鈍化を示したことで、利回りは急速に低下した。10年債は2.66%まで低下したが、その後に下げを解消している。
市場は、FRBがタカ派姿勢を変更するとまでは見ていないようだ。米CPI発表後にエバンス・シカゴ連銀総裁やカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の発言が伝わっていたが、いずれもこれまでのタカ派姿勢を堅持している。
この日は10年債入札が実施され、最高落札利回りは発行日前利回り(WI)を下回ったものの反応は一時的に留まった。
2-10年債の利回り格差は-44(前営業日:-48)と逆イールドの拡大は一服。
米10年債入札結果
最高落札利回り 2.755%(WI:2.761%)
応札倍率 2.53倍(前回:2.34倍)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。