エイビス・バジェットが好決算も株価下げに転じる 車両コストの低さと国際部門が堅調＝米国株個別

　レンタカーのエイビス・バジェット＜CAR＞が前日引け後に４－６月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。米国での車両コストの低さと国際部門の堅調な業績が印象的だったとの指摘も出ていた。

　株価は上昇して始まったものの、直ぐに下げに転じ、売りを強めている。

　「同社は、旅行、中古車価格、信用状況の交差点に建つ数多くの循環型企業と同様に過去最高のキャッシュフローと収益性を誇っている。しかし、中古車価格と自動車クレジットに関しては極めて慎重に見ており、同社株を避け、同業のハーツ＜HTZ＞が好ましい」との指摘も出ていた。

（４－６月・第２四半期）
・1株利益（調整後）：15.94ドル（予想：11.17ドル）
・売上高：32.4億ドル（予想：31.8億ドル）
　　米国：25.7億ドル（予想：26.3億ドル）
　　海外：6.77億ドル（予想：5.44億ドル）
・EBITDA（調整後）：12.1億ドル（予想：9.50億ドル）

（NY時間10:12）
エイビス・バジェット＜CAR＞　164.02（-17.07　-9.43%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美