米FOMCなどをにらみ、様子見ムードが広がる=東京為替概況
米FOMCなどをにらみ、様子見ムードが広がる=東京為替概況
今日、明日と開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、積極的な取引を手控えるムードもあり、比較的落ち着いた動きとなった。午前中は一時ドル売りが優勢に。昨日の欧州市場から米国市場朝にかけてのドル買いに対する調整の動きが見られた。先週末から米債利回りが低下傾向となっており、週明けロンドン市場から米国朝にかけて少し戻していたが、10年債利回りがNY市場の2.84%台から東京午前に2.78%台まで再び下げたこともドル売りにつながった。
1.0220前後で朝を迎えたユーロドルが1.0250前後まで上昇するなど、ドルは全面安の動きも値幅自体は限定的。
昼前からドル安の調整が入ると、午後はドル買いの動き。ドル円、ユーロドルはともに朝の水準に戻しており、往って来いに。米FOMCでは0.75%利上げが見通しの大勢となっているが、短期金利市場で約2割程度1.00%利上げ見通しが残っており、どちらに決まったとしても相場への影響が見込まれる状況。FOMCまでは上下とも積極的な動きを取りにくい展開となっている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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