デルタ航空が決算発表 黒字回復も予想に届かず コスト増が圧迫=米国株個別
デルタ航空<DAL>が取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益は公言通りに黒字を回復したものの予想には届かなかった。売上高は、旅客運賃収入こそ予想を上回ったものの、全体的には予想範囲内に留まっている。一方、第3四半期については予想を上回る売上高を見込んだ。
同社は声明で「国内旅客収入は引き続き回復をリードし、国際線収入も加速している。2024年の目標である調整後1株利益7ドル以上、フリーキャッシュフロー40億ドルの達成に向けて順調に推移している」と述べた。
しかし、コスト増が今年一杯続き、引き続き強い旅行需要の重石になっている。米航空各社はパンデミック後の安定した利益を取り戻そうとしているものの、経費高騰とフライトの乱れが運賃上昇、強い国内需要、海外旅行の増加という利点を生かすことを制限している。
株価は冴えない反応を見せている。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.44ドル(予想:1.64ドル)
・売上高:123.1億ドル(予想:123.3億ドル)
旅客運賃収入:109.6億ドル(予想:105.7億ドル)
・座席有効マイル:589億人マイル(予想:598億人マイル)
・有償旅客マイル:515.2億人マイル(予想:499.1億人マイル)
(7-9月・第3四半期)
・売上高:126~131億ドル(予想:125億ドル)
(NY時間09:46)
デルタ航空<DAL> 29.09(-2.00 -6.44%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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