ゼネラルミルズが決算受け上昇 値上げでコスト上昇分を転嫁=米国株個別
加工食品のゼネラルミルズ<GIS>が上昇。取引開始前に3-5月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。米国での販売が好調だった。通期のガイダンスも公表しており、中核売上高は予想を上回る見通しを示した。
アナリストからも高評価が聞かれ、「予想以上の値上げによってコスト上昇分を消費者に転嫁できていることを好意的に受け止めている」と述べた。
通期の1株利益の見通しは0-3%の増益を見込んでいるが、これは3.90-4.02ドルの範囲を意味する。市場予想の3.97ドルに匹敵するが、市場予想は最近のヘルパー主食事業とサドンリーサラダ副食事業の売却が考慮されていない可能性があるとも指摘した。
(3-5月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.12ドル(予想:1.01ドル)
・売上高:48.9億ドル(予想:48.1億ドル)
小売:30億ドル(予想:29.6億ドル)
外食:5.26億ドル(予想:5.00億ドル)
ペット:6.10億ドル(予想:5.85億ドル)
海外:7.50億ドル(予想:7.71億ドル)
・中核売上高:13%(予想:10%)
・粗利益率(調整後):33.8%(予想:33.6%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):0~3%
・中核売上高:4~5%(予想:3.72%)
(NY時間13:10)
ゼネラル・ミルズ<GIS> 74.29(+4.03 +5.74%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。