ドル円は135円台前半での推移=東京為替概況
ドル円は135円台前半での推移=東京為替概況
前日のロンドン市場で円売りが強まり135円台半ば超えを付けたドル円。調整を経てNY午後もドル買い円売りが優勢となったことで、東京朝も円売りの動きに。寄り付きでマイナス圏となった日経平均がプラス圏に転じたことも円売りを誘い135円59銭前後まで上値を伸ばした。
もっとも135円台後半での買いには慎重姿勢が見られ、その後調整の動きに。米国のリセッション懸念が根強く上値を抑えた面も。
昨日の海外市場で3.21%台まで上昇した米10年債利回りは、東京朝方3.2%台でスタートも、その後3.16%台まで下げており、ドル円の上値を抑えた。
朝方プラス圏で始まった米株先物が値を落とし、ダウ平均先物時間外が昼前に前日比100ドル超、朝の高値からは200ドル超の下げとなったこともドル売り円買いにつながった。
もっとも午前中に135円10銭台に値を落とした後、午後は買い戻しが優勢に。米株先物が買い戻されプラス圏を回復。日経平均の堅調な動きも円売りを誘い、ドル円は安値から買い戻された。もっとも135円台半ばを試すほどの勢いはなく、135円台前半での推移に。
ドル円の下げもあって午前中に143円40銭台から142円80銭台まで値を落としたユーロ円が、午後に143円20銭台を付けるところまで値を戻すなど、午後は円売りの動きが優勢に。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。