アジア株 香港株は反落、利益確定売りに押される 上海株は下落も下値は限定的、景気回復期待の買い続く
アジア株 香港株は反落、利益確定売りに押される 上海株は下落も下値は限定的、景気回復期待の買い続く
東京時間11:00現在
香港ハンセン指数 22042.01(-187.51 -0.84%)
中国上海総合指数 3368.05(-11.13 -0.33%)
台湾加権指数 15468.42(-79.59 -0.51%)
韓国総合株価指数 2399.86(-2.06 -0.09%)
豪ASX200指数 6718.30(+12.35 +0.18%)
アジア株は高安まちまち。
香港株は反落。前日に2カ月半ぶり高値をつけたことから利益確定の売りに押されている。アリババやJDドットコム、テンセントホールディングスなどハイテク関連が軒並み下落している。
上海株も下落している。ただ、景気回復期待の買いが続いており下値は限定的。中国習近平国家主席が30日-1日に香港を訪れる予定となっており、上海から香港への旅行制限緩和が期待されているほか、景気下支え策について何かしら発言するのではないかとの思惑が広がっている。習近平主席が今年の政府目標5.5%前後の成長達成を約束したことから、当局はさらなる景気下支え策を講じる可能性が高い。中国人民銀行総裁は、中国経済は下向き圧力に直面していることから、金融緩和を維持する姿勢を示している、また、上海市がコロナに打ち勝ったと表明したことも好感されている。上海市と北京市の26日の新規感染はゼロとなった。
豪州株は小幅高。原油高が好感されており、ビーチエナジーやサントスなどエネルギー関連が上昇している。素材関連の一角は下落。鉱山会社のOZミネラルズは2.9%安、22年度の銅生産量見通しを下方修正したことが嫌気されている。米ジェフリーズや豪Ord Minnettは同社の目標株価を引き下げた。金探鉱会社のエボリューション・マイニングは1.5%安と続落。6月期の金生産量見通しを再度下方修正したことで、同社株は前日に20%超急落したものの、きょうも売られている。
執筆者 : MINKABU PRESS
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