ダウ平均は本日も急落で始まる 全面安の様相=米国株序盤
NY株式13日(NY時間09:38)
ダウ平均 30817.08(-575.71 -1.78%)
ナスダック 11058.72(-281.30 -2.39%)
CME日経平均先物 26685(大証終比:-155 -0.58%)
きょうもNY株式市場は売りが強まり、ダウ平均は大幅に続落して始まっている。先週の米消費者物価指数(CPI)が予想以上に強い内容となったことで、市場はFRBの積極利上げへの警戒感を再び強めている。今週はFOMCが開催されるが、一部からは0.75%ポイントの大幅利上げの可能性を織り込む動きも出ているようだ。
CMEが算出しているFEDウォッチでは今回は0.50%ポイントの利上げだが、次回7月か9月に0.75%ポイントの利上げの可能性を高めている状況。
また、米国債利回りが上昇する中、ロンドン時間に一時的に2-10年債の逆イールドが示現していた。1-2年後にリセッション(景気後退)入りを示すシグナルとも言われており、市場の警戒感を示している。今回のFOMCは、FOMCメンバーの金利見通し(ドット・プロット)や経済見通しが公表され、2024年にどういう見通しを示すかも注目されているようだ。
そのような中、利回り上昇に敏感なIT・ハイテク株が売りを先導しているほか、銀行株や産業株なども売られ、本日もほぼ全面安の様相で始まっている。
なお、S&P500が1月3日の過去最高値から20%以上下落しており、このまま行けば、2020年のパンデミックによる急落以来の2度目の弱気相場入りを確認する可能性が警戒される。
仮想通貨市場でビットコインが2万3000ドル台まで一気に急落しており、仮想通貨関連株も売りが強まっている。
コインベース<COIN> 49.50(-9.21 -15.69%)
マラソン・デジタル<MARA> 6.61(-0.93 -12.34%)
ライオット<RIOT> 4.64(-0.53 -10.25%)
マイクロストラテジー<MSTR> 150.50(-52.87 -26.00%)
アップル<AAPL> 133.48(-3.65 -2.66%)
マイクロソフト<MSFT> 247.16(-5.83 -2.30%)
アマゾン<AMZN> 105.91(-3.74 -3.41%)
アルファベットC<GOOG> 2163.43(-65.12 -2.92%)
テスラ<TSLA> 669.64(-27.05 -3.88%)
メタ・プラットフォームズ<META> 171.42(-4.16 -2.37%)
AMD<AMD> 91.51(-3.31 -3.49%)
エヌビディア<NVDA> 161.93(-7.81 -4.60%)
ツイッター<TWTR> 38.12(-0.86 -2.21%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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