ダウ平均は反落して始まる 小売り株が軟調=米国株序盤
NY株式7日(NY時間09:50)
ダウ平均 32705.96(-209.82 -0.64%)
ナスダック 12002.47(-58.90 -0.49%)
CME日経平均先物 28000(大証終比:-10 -0.04%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反落して始まっている。前日は米国債利回りの急上昇でIT・ハイテク株など成長株中心に戻り売りが強まり、序盤の上げを維持できなかった。きょうもその流れが続いている模様。
市場は日替わり相場の様相も見せており、FRBが積極利上げ実施してもリセッション(景気後退)に陥ることはないとの楽観的な見方の一方で、インフレ進行と利上げによる需要の冷え込みを心配する声も根強い。きょうは後者の雰囲気が優勢となっているようだ。「悲観はしていないが、成長に対する下振れリスクは高まっている。押し目買いよりも、戻り売りを出したい雰囲気だ」とのコメントも出ていた。
きょうは小売り株の下げが目立っており、相場全体を圧迫。ディスカウントストアのターゲット<TGT>が取引開始前に5-7月期(第2四半期)のガイダンスを公表し、営業利益率の見通しを下方修正した。この発表を受けてウォルマート<WMT>など他の小売り株も連れ安となっている。
コインベース<COIN>やマラソン・デジタル<MARA>など仮想通貨関連株が下落。仮想通貨の相場動向に左右される展開が続いているが、ビットコインが再び3万ドルを割り込んでおり、関連株も売りが強まっている。
ターゲット<TGT> 152.79(-6.88 -4.31%)
ウォルマート<WMT> 122.15(-2.72 -2.18%)
コインベース<COIN> 67.81(-2.86 -4.05%)
マラソン・デジタル<MARA> 8.55(-0.38 -4.26%)
アップル<AAPL> 146.51(+0.37 +0.25%)
マイクロソフト<MSFT> 268.66(-0.09 -0.03%)
アマゾン<AMZN> 122.29(-2.50 -2.00%)
アルファベットC<GOOG> 2324.55(-15.66 -0.67%)
テスラ<TSLA> 705.62(-9.22 -1.29%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 194.26(+0.01 +0.01%)
AMD<AMD> 105.11(-0.54 -0.51%)
エヌビディア<NVDA> 186.46(-1.41 -0.75%)
ツイッター<TWTR> 39.66(+0.10 +0.25%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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