雇用統計をにらむ動き、参加者も少なく様子見に=東京為替概況
雇用統計をにらむ動き、参加者も少なく様子見に=東京為替概況
夜の米雇用統計をにらみ、様子見ムードが広がった。アジア市場では中国、香港市場が休場。また、昨日に続いて英国市場が休場となっており、取引参加者がかなり少なくなっていることも様子見ムードに拍車をかけた。
米ADP雇用者数の弱さもあって売りが出る場面が見られた前日の海外市場。129円台後半で東京朝を迎えると、一旦は130円台に乗せる動きに。もっとも上値追いの勢いはなく、その後129円後半に戻している。日経平均が347円高になるなど株高の動きが支えとなり、午後に入ってややしっかりの展開で130円を付ける場面が見られたが、ドル買いの勢いは抑えられている。
ユーロドルは1.0750前後を中心とした落ち着いた動き。雇用統計にらみの意識がドル円以上に強い。
ユーロ円は、昨日、ユーロドルの上昇、ドル円の上昇両面から支えられてしっかりの動き。140円の大台手前の売りが意識され、上値を抑えられているものの、下値もしっかりで高値圏推移が続いた。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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