デルタ航空が第2四半期の売上高見通しを上方修正 ただ、株価は戻り売りに押される=米国株個別
デルタ航空<DAL>が取引開始前に第2四半期のガイダンスを公表しており、売上高は当初予想よりも高くなるとの見通しを示した。夏の旅行の急増に期待しているほか、運賃の引き上げが寄与するとしている。
客単価は以前の見通しより8%ポイント高くなるとしている一方、燃料費を除くコストについては2019年比で最大22%増となり、17%増という当初の見通しを上回るとしている。パンデミックで2年間需要が落ち込んだ後、持続的な利益回復へのきっかけとなることを期待しているという。
航空機の予約が満席で、運賃を引き上げが可能となり、場合によっては燃料価格の上昇を相殺できる可能性もあるとしている。メモリアルデーの週末前から夏の大半にかけてフライトを減らすことを決定したことも明るい見通しに寄与。6月までの減便に加え、同社は先週、7月1日から8月7日まで米国と南米の航路で毎日100便を削減すると発表した。
ただ、株価は買い先行で始まったものの、買い一巡後は戻り売りに押され下げに転じている。
(NY時間09:43)
デルタ航空<DAL> 41.04(-0.65 -1.56%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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