米10年債利回りは横ばい FOMC議事録への反応限定的=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:32)
2年債 2.496(+0.017)
10年債 2.751(0.000)
30年債 2.976(+0.009)
期待インフレ率 2.564(-0.011)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で10年債利回りは横ばい。午後になって5月開催分のFOMC議事録が発表された。議事録では大半のメンバーが次回6月と7月の2回の0.50%ポイントの大幅利上げを支持していることが明らかとなった。その一方で、「迅速に利上げを実施すれば、年内において政策引き締めの効果、および経済の展開が政策調整をどの程度正当化したかを見極める上で良い位置につけることができると、多くの参加者が判断した」としている。
市場からは、FRBが中立金利の水準まで迅速に政策金利を引き上げたあとは、利上げを一旦停止し、年末に向けて再評価するのではとの見方も出ている。市場はこれまでの利上げ期待を一歩後退させていた印象。ただ、利回りの反応は限定的で10年債は2.75%付近での推移が続いた。
2-10年債の利回り格差は+25(前営業日+27)。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。