エイビス・バジェットが決算受け時間外で6%上昇=米国株個別
レンタカーのエイビス・バジェット<CAR>が引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表しており、1株利益が予想を大きく上回ったほか、売上高も予想を上回った。米国、海外とも好調で過去最高益を計上した。米国の旅行需要が回復したほか、中古車価格の高騰で、1台当たりの車両評価減に伴うコストが90%削減され、利益率が上昇した。
同社のフェラーロCEOは声明で「第1四半期の前半はオミクロン株の影響を受けたものの、後半は大幅に増加した需要に対応するために迅速に方向転換することができた」と述べた。
自動車の中古車価格の高騰で減価償却がほぼゼロになった。1年前の月次減価償却費は1台あたり208ドルだったが、直近の四半期では僅か20ドルにまで低下した。
2019年第1四半期には2万5000日未満だったレンタル日数も2万7000日以上まで増加している。しかし、海外旅行は遅れており、3年前の1万2500日に比べて僅か8581日となった。
決算受け時間外で株価は6%上昇。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):9.99ドル(予想:3.26ドル)
・売上高:24.3億ドル(予想:21.7億ドル)
米国:20億ドル(予想:17.8億ドル)
海外:4.32億ドル(予想:3.90億ドル)
・EBITDA(調整後):8.10億ドル(予想:3.52億ドル)
(NY時間17:50)時間外
エイビス・バジェット<CAR> 298.10(+17.54 +6.25%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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