ダウ平均は続落 中国の感染で景気後退への不安が更に強まる=米国株序盤
NY株式25日(NY時間09:53)
ダウ平均 33569.16(-242.24 -0.72%)
ナスダック 12769.01(-70.28 -0.55%)
CME日経平均先物 26615(大証終比:+75 +0.28%)
きょうのNY株式市場は続落して始まっている。先週末のダウ平均は一時1000ドル超下落していたが、その流れが週明けも続いている。
中国での感染に収束の気配が見られず、ロックダウン措置が上海のみならず北京にも導入されるとの懸念が広がっている。市場ではFRBの積極利上げによる景気後退を不安視する声がある中で、中国でのロックダウンの広がりは米企業のサプライチェーン問題を悪化させ、景気後退への懸念に拍車をかけるとの指摘も聞かれる。今週はIT・ハイテク大手の決算が目白押しだが、市場では警戒ムードも広がっているようだ。
ダウ平均は再び2月に付けた年初来安値を試しに行くか注目されるところではある。市場からは「まだ大底を付けたとは思えない。大量の出来高を伴った大きな下げはまだない」との声も出ていた。
そのような中でツイッター<TWTR>が4日続伸。前日にテスラ<TSLA>のマスクCEOとツイッターの経営陣との買収・非公開化に向けた提案を巡る協議が行われ、きょう中にも合意に達する見通しとの報道が伝わっている。
コカコーラ<KO>が上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。消費者がパンデミック前の行動をほぼ取り戻す中で、同社も長期間の苦悩から脱したことが示された。北米での需要回復が貢献。
コカ・コーラ<KO> 65.96(+0.71 +1.08%)
アップル<AAPL> 160.28(-1.51 -0.93%)
マイクロソフト<MSFT> 273.29(-0.74 -0.27%)
アマゾン<AMZN> 2869.27(-17.73 -0.61%)
アルファベットC<GOOG> 2404.11(+11.83 +0.49%)
テスラ<TSLA> 986.47(-18.58 -1.85%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 184.51(+0.40 +0.22%)
AMD<AMD> 89.85(+1.71 +1.93%)
エヌビディア<NVDA> 192.38(-2.77 -1.42%)
ツイッター<TWTR> 50.60(+1.67 +3.42%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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