ダウ平均は反落して始まる 逆イールドの示現をどう捉えるかに注目も=米国株序盤
NY株式4日(NY時間09:45)
ダウ平均 34663.87(-154.40 -0.45%)
ナスダック 14370.71(+109.21 +0.77%)
CME日経平均先物 27805(大証終比:+15 +0.05%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅に反落して始まっている一方、IT・ハイテク株には買い戻しも見られ、ナスダックは上昇して始まっている。
きょうから本格的に第2四半期の相場がスタートしたが、全体的に様子見気分が強い印象。市場は、米国債市場での逆イールドの示現をどう捉えるがに注目を集めている。逆イールドはFRBの中立金利を超る積極利上げが成長に打撃を与えるという懸念により示現しており、将来の景気後退のサインとの見方も少なくない。株式市場が今後、そのサインをどう判断するか見極めたい雰囲気もあるようだ。株式市場と債券市場は、経済の見通しについて相反するシグナルを送り続けているが、どちらのシグナルも過大解釈すべきではないとの声も聞かれる。
先週金曜日の3月米雇用統計はFRBの積極利上げを正当化する内容だった。しかし、株式市場のネガティブな反応は軽微だった。高インフレではあるものの、雇用が堅調に推移していることは成長にとって心強い兆しとの指摘も聞かれる。力強い成長を促進にはやはり、労働供給量が重要だという。
今週はFOMC議事録が発表される。市場はFRBが現在の市場環境をどう見ているかをより深く理解できる機会として注目しているようだ。
個別にツイッター<TWTR>が上昇。テスラ<TSLA>のマスクCEOが同社株を9.2%取得し、筆頭株主になったことが明らかとなった。
アップル<AAPL> 176.40(+2.09 +1.20%)
マイクロソフト<MSFT> 313.50(+4.08 +1.32%)
アマゾン<AMZN> 3308.01(+36.81 +1.13%)
アルファベットC<GOOG> 2868.00(+54.00 +1.92%)
テスラ<TSLA> 1073.59(-11.00 -1.01%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 230.41(+5.56 +2.47%)
AMD<AMD> 108.79(+0.60 +0.55%)
エヌビディア<NVDA> 268.83(+1.71 +0.64%)
ツイッター<TWTR> 48.36(+9.05 +23.02%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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