修正：センチネルワンが決算受け上昇＝米国株個別

　ＡＩ搭載のセキュリティ・プラットフォームを手掛けるセンチネルワン＜S＞が前日引け後に１１－１月期決算（第４四半期）を発表しており、１株損益の赤字は予想以上に膨らんだものの、売上高は予想を上回った。同社は声明で新規および既存の大手企業からの需要が強く、年ベース経常収益（ＡＲＲ）は前年比１２３％伸びたと述べた。また、ガイダンスも公表しており、予想を上回る売上高見通しを示している。

　アナリストからは、「ＡＲＲは堅調に推移したが、増収幅は前四半期に比べ軽微に留まった。利益率の低いＡｔｔｉｖｏ社との取引の影響が圧迫し、増収が影を潜め、怒りの原因となりそうだ」との指摘も出ていた。

（１１－１月・第４四半期）
・1株損益（調整後）：-0.27ドル（予想：-0.19ドル）
・売上高：6560万ドル（予想：6070万ドル）
・粗利益率（調整後）：66.0％（予想：62.7％）
・EBITDA（調整後）：-4132万ドル（予想：-4678万ドル）
・年ベース経常収益（ARR）：2.92億ドル

（２－４月・第１四半期見通し）
・売上高：7400～7500万ドル（予想：6880万ドル）
・粗利益率（調整後）：63～64％（予想：62％）

（通期見通し）
・売上高：3.66～3.70億ドル（予想：3.46億ドル）
・粗利益率（調整後）：65～67％（予想：65％）

（NY時間10:17）
センチネルワン＜S＞　33.94（+3.05　+9.87%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美