リビアンが下落 サプライチェーン問題で今年の生産台数見通しが期待に届かず=米国株個別
電気自動車(EV)のリビアン・オートモーティブ<RIVN>が下落。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高が予想を下回った。1株損益も予想以上に赤字が膨らんだ。今期の通期については2万5000台の生産を見込んでいる。アナリストからは4万台の予想も出ており、全体的に失望感の強い決算となった。
同社は、増産計画がサプライチェーン問題の制約を受けていることを明らかにした。株主に宛てた書簡で、今年の生産台数見通しを2万5000台としたが、部品不足などの影響がなければ同社工場は約5万台を生産する能力があると説明。サプライチェーン問題の影響は免れず、少なくとも年内を通じて続く可能性も想定される。こうした問題により、当社の増産計画はさらに複雑化したとしている。
(10-12月・第4四半期)
・1株損益(調整後):-2.43ドル(予想:-2.05ドル)
・売上高:5400万ドル(予想:6400万ドル)
・EBITDA(調整後):-11.1億ドル
(通期見通し)
・EBITDA(調整後):-47.5億ドル
・生産台数:2万5000台
・設備投資:26億ドル
(NY時間10:19)
リビアン<RIVN> 38.08(-3.08 -7.48%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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