ブロードコムが決算受け上昇 引き続き旺盛な需要を示唆=米国株個別
半導体の設計開発を手掛けるブロードコム<AVGO>が上昇。前日引け後に11-1月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。第2四半期の見通しも公表しており、売上高見通しが予想を上回っている。今回の決算は、大手IT企業といったデータセンター事業者やその他の顧客からの需要が引き続き旺盛であることを示唆した。
市場が不安視しているサプライチェーン問題や供給不足について同社のタンCEOは、「今年一杯と2023年の一時期については需要を満たすことができる。同社は他の企業よりも積極的に供給不足に対処しており、供給を保証するために、通常よりもかなり前に注文が必要であることを顧客に告げている」と述べた。
同CEOはキャンセル不可ポリシーを制定し、デバイスメーカーが必要以上の注文をしていると判断した場合には、一部のビジネスを意図的に行わないようにしている。
(11-1月・第1四半期)
・1株利益(調整後):8.39ドル(予想:8.13ドル)
・売上高:77.1億ドル(予想:76.1億ドル)
半導体:58.7億ドル(予想:57.6億ドル)
インフラソフトウエア:18.3億ドル(予想:18.5億ドル)
・営業利益(調整後):46.6億ドル(予想:45.2億ドル)
・EBITDA(調整後):48.2億ドル(予想:46.6億ドル)
(2-4月・第2四半期)
・売上高:79.0億ドル(予想:74.1億ドル)
・EBITDAマージン(調整後):約62.5%
(NY時間10:16)
ブロードコム<AVGO> 593.99(+15.39 +2.66%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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