コストコは好決算も株価下落 材料出尽くし感も=米国株個別
コストコホールセール<COST>が引け後に11-1月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、既存店売上高、会費などの主要指標において予想を上回った。
アナリストからは、「インフレやサプライチェーン問題がある中で、同社は他の小売企業よりも有利な立場にある。業績以外にも会費値上げの可能性や新たな特別配当の支払いが、株価上昇の材料になる」との前向きなコメントが聞かれた。また、「第2四半期のEBITマージンが予想を上回っており、その回復力は同社のビジネスモデルと実行能力を証明する。そのほか、会員数の増加と更新率の向上もプラスに働く」とのコメントも聞かれた。
ただ、株価は冴えない反応。決算を期待して前日まで6日続伸しており、材料出尽くし感が出ているのかもしれない。
(11-1月・第2四半期)
・既存店売上高:14.4%(予想:12.2%)
米国:17.4%(予想:13.2%)
・1株利益(調整後):2.92ドル(予想:2.75ドル)
・売上高:519.0億ドル(予想:514.7億ドル)
ウエアハウス:509.4億ドル(予想:504.3億ドル)
メンバーシップ手数料:9.67億ドル(予想:9.44億ドル)
(NY時間09:43)
コストコ<COST> 516.86(-16.19 -3.04%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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