エヌビディア、好調な決算も投資家の期待高く株価は冴えない反応=米国株個別
エヌビディア<NVDA>が前日引け後に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。主力のゲーム部門が好調だったほか、データセンター部門も予想を上回った。第1四半期についても予想を上回る売上高見通しを示している。
良好な決算ではあったものの、株価は冴えない反応。市場の同社に対する極めて高かったこともあり、投資家の満足は得られなかったようだ。供給制約がデータセンター事業の重石となっているが、同社のフアンCEOは、状況は改善しつつあると述べ、供給は四半期ごとに改善すると予想すると語っていた。
同社はアーム買収を断念。アームを所有するソフトバンクグループ<9984>への前払い金を反映させるため、今四半期に13.6億ドルを償却する見通し。
(11-1月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.32ドル(予想:1.22ドル)
・売上高:76.4億ドル(予想:74.2億ドル)
ゲーム:34.2億ドル(予想:33.6億ドル)
データセンター:32.6億ドル(予想:31.5億ドル)
プロフェッショナル・ビジュアル:6.43億ドル(予想:5.72億ドル)
自動車:1.25億ドル(予想:1.47億ドル)
・粗利益率(調整後):67.0%(予想:67.1%)
(2-4月・第1四半期見通し)
・売上高:81億ドル±2%(予想:72.2億ドル)
・粗利益率(調整後):66.5~67.5%
(NY時間09:35)
エヌビディア<NVDA> 252.24(-12.87 -4.85%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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