ダウ平均は反落 米CPIが予想以上で成長株に売り 下値では押し目買いも=米国株前半
NY株式10日(NY時間13:07)
ダウ平均 35542.51(-225.55 -0.63%)
ナスダック 14392.76(-97.61 -0.67%)
CME日経平均先物 27595(大証終比:-105 -0.38%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反落。この日発表の米消費者物価指数(CPI)が前年比7.5%と予想を上回る強い内容となったことで、インフレ長期化への警戒感とFRBの利上げ期待が一層強まっている。
短期金融市場では3月のFRBの0.5%の大幅利上げの確率を70%程度まで高める動きが見られている。米国債利回りも上昇し、10年債が2%台まで上昇する中、IT・ハイテク株を中心に売りが広がった。
ダウ平均は取引開始直後に288ドル安まで下落する場面が見られたものの、売りが一巡すると銀行や産業など景気循環株への押し目買いが活発に入り、一時プラスに転じる場面も見られた。しかし、先ほどブラード・セントルイス連銀総裁が「0.5%の大幅利上げと7月1日までの1%までの政策金利引き上げを支持する」と述べたことで、再び売りが強まっている。
ただ、1月のような激しい下げにはなっていない。きょうも取引開始前までにディズニー<DIS>やコカ-コーラ<KO>など大手企業の決算が発表になっていたが、好調な内容が多く、足元の決算への安心感が下値をサポートしているようだ。
玩具のマテル<MAT>が大幅高。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期のガイダンスも公表し、EBITDAの見通しが予想を上回った。
クラウド電話APIのトゥイリオ<TWLO>が商いを伴って大幅高。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表。第1四半期のガイダンスも公表し、売上高は予想を上回る見通しを示した。
ディズニー<DIS> 153.01(+5.78 +3.93%)
トゥイリオ<TWLO> 215.61(+13.60 +6.73%)
コカ・コーラ<KO> 61.60(+0.56 +0.92%)
マテル<MAT> 24.66(+1.91 +8.40%)
アップル<AAPL> 174.31(-1.97 -1.12%)
マイクロソフト<MSFT> 304.36(-6.85 -2.20%)
アマゾン<AMZN> 3187.47(-36.32 -1.13%)
アルファベットC<GOOG> 2791.85(-37.21 -1.32%)
テスラ<TSLA> 924.86(-7.14 -0.77%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 231.06(-0.95 -0.41%)
AMD<AMD> 129.72(-3.13 -2.36%)
エヌビディア<NVDA> 266.05(-1.00 -0.37%)
ツイッター<TWTR> 38.08(+0.25 +0.66%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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