アマゾンが決算受け大幅高 米プライム会員年会費を引き上げ=米国株個別
アマゾン<AMZN>が前日引け後に10-12月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想を下回ったものの、1株利益は予想を大きく上回った。昨年11月に上場した電気自動車(EV)メーカーのリビアン<RIVN>への投資に伴う税引き前利益が大きく寄与。また、第1四半期のガイダンスも公表し、こちらも売上高は予想を下回る水準を見込んでいる。
ただ、株価は大幅高。米国でのプライム会員年会費を20ドル引き上げ139ドルとすると発表した。値上げは2018年以来。年会費の変更は2月18日付で、既存会員については3月25日以降の更新から適用する。月額の会費は12.99ドルから14.99ドルに引き上げる。
また、クラウド部門が好調でアマゾン・ウェブ・サービシズ(AWS)の売上高は117.8億ドルと予想を上回り、40%の増収となった。
前日はメタ<FB>の決算を受けた急落に、市場全体もネガティブな雰囲気が広がっていたが、本日はアマゾンの決算を受けてIT・ハイテク株に買いが広がっている。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):27.75ドル(予想:3.77ドル)
・売上高:1374.1億ドル(予想:1378.2億ドル)
AWS:177.8億ドル(予想:172.3億ドル)
・営業利益率:2.5%(予想:1.82%)
北米:-0.2%(予想:-0.09%)
(1-3月・第1四半期見通し)
・売上高:1120~1170億ドル(予想:1205億ドル)
(NY時間09:34)
アマゾン<AMZN> 3058.27(+281.36 +10.13%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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