ロビンフッドが決算受け大幅安 一部からは期待の声も=米国株個別
ネット証券のロビンフッド<HOOD>が大幅安。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株損益の赤字が予想以上だったほか、営業収益も予想を下回った。EBITDAも予想以上の赤字となっている。ガイダンスも公表しており、第1四半期の営業収益が予想を大きく下回り、失望感が広がっている。今回の決算を受けてアナリストからの目標株価引き下げが相次いでいる。
ただ、一部からは期待の声も出ている。22年の営業収益とEBITDAの予想が低いのは、株式と仮想通貨の厳しい市場背景によるものだが、ほとんどの指標は合理的に良い傾向にあるとの評価も聞かれた。新製品を追加してエンゲージメントとユーザー単価を向上させるとともに、収益の多様化に取り組み続ければ、評価は安定する可能性があるという。
(10-12月・第4四半期)
・1株損益(調整後):-0.49ドル(予想:-0.42ドル)
・営業収益:3.63億ドル(予想:3.71億ドル)
仲介取引ベース:2.64億ドル(予想:2.69億ドル)
仮想通貨:0.48億ドル(予想:0.55億ドル)
金利収入:0.63億ドル(予想:0.66億ドル)
・月間アクティブユーザー:1730万人(予想:1990万人)
・EBITDA(調整後):-0.87億ドル(予想:-0.80億ドル)
・ユーザー当たり収益:64ドル(予想:66ドル)
(1-3月・第1四半期見通し)
・営業収益:3.40億ドル以下(予想:4.47億ドル)
(NY時間09:52)
ロビンフッド<HOOD> 10.94(-0.67 -5.78%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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