ロス・ストアーズは好調な決算も株価は冴えない反応=米国株個別
格安アパレル販売のロス・ストアーズ<ROST>が前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高が予想を上回ったほか、ガイダンスも通期見通しを上方修正するなど堅調な決算となった。しかし、株式市場の反応は冴えない。アナリストからは今週の同業のTJX<TJX>の決算を受けて同社へのハードルが上がっていた面があったとの指摘が出ている。
ただ、見通しは保守的としており、経済活動の再開で消費者が実店舗に戻りつつある中、安売り販売の市場シェアは力強い伸びを示すことが見込まれるとも語った。見通しは上場修正されたものの、失望的だったかもしれない。しかし、今年の同社の決算は四半期ごとに想定を上回る内容が続いていた点は留意されるとも指摘している。
(8-10月・第3四半期)
・既存店売上高:14.0%
・1株利益(調整後):1.09ドル(予想:0.78ドル)
・売上高:45.7億ドル(予想:43.4億ドル)
・店舗数:1924店(予想:1928店)
(11-1月・第4四半期見通し)
・既存店売上高:7~9%
・1株利益(調整後):0.83~0.93ドル(予想:1.01ドル)
(通期見通し)
・既存店売上高:12~13%(従来:10~11%)
・1株利益(調整後):4.65~4.75ドル(従来:4.20~4.38ドル)(予想:4.53ドル)
(NY時間14:16)
ロス・ストアーズ<ROST> 112.16(-7.37 -6.16%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。