チェグが急落 通期の売上高見通しを大幅下方修正＝米国株個別

　オンライン教育のチェグ＜CHGG＞が４５％急落。前日引け後に７－９月期決算（第３四半期）を発表し、売上高が予想を下回ったほか、通期の売上高見通しを大幅に下方修正したことが嫌気されている。パンデミックの影響と登録者数の減少を理由に挙げている。

　今回の決算を受けてアナリストからの投資判断引き下げも相次いでいる。突然の不透明な成長見通しと短期的な前向きな触媒の欠如が指摘されたほか、別のアナリストからは「登録者数の減少は２２年度に向けての加入者数増加に対する構造的な逆風と考えられ、春学期に回復する可能性は低い」との見解も聞かれた。

（７－９月・第３四半期）
・1株利益（調整後）：0.20ドル（予想：0.19ドル）
・売上高：1.72億ドル（予想：1.74億ドル）

（１０－１２月・第４四半期見通し）
・売上高：1.94～1.96億ドル（予想：2.42億ドル）
・EBITDA（調整後）：0.67～0.69億ドル（予想：1.12億ドル）

（通期見通し）
・売上高：7.62～7.64億ドル（従来：8.05～8.15億ドル）（予想：8.12億ドル）
・EBITDA（調整後）：2.55～2.57億ドル（予想：2.95～3.00億ドル）（予想：2.99億ドル）

（NY時間10:51）
チェグ＜CHGG＞　34.02（-28.74　-45.79%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美