アテアが大幅安 抗ウイルス薬のタイムラインを1年延期と発表 メルクが上昇=米国株個別
バイオ医薬品のアテア・ファーマシューティカルズ<AVIR>が急落。スイスのロシュと共同開発している新型ウイルス向けの抗ウイルス薬の軽度または中等度の感染患者を対象とした臨床試験が主要目標に達せず、タイムラインを1年遅らせると発表したことが嫌気されている。規制当局の承認の鍵となる大規模な研究を修正する必要があり、その結果が2来年後半に遅れる可能性があると述べた。当初の予定は今年後半だった。
一方、この発表を受けてメルク<MRK>が上昇。同社の経口抗ウイルス薬「モルヌピラビル」は肯定的な結果が出ており、FDAに緊急使用許可(EUA)を申請している。11月30日にFDAの諮問委員会による安全性の審査を受ける予定。
(NY時間15:06)
アテア<AVIR> 14.72(-25.88 -63.74%)
メルク<MRK> 79.33(+2.18 +2.83%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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