中国株の下落目立つ 相次ぐ規制強化で不安感高まる＝米国株個別

　きょうも中国株の下落が目立っている。中国政府は海外上場の規制強化の方針を打ち出しており、市場では不安感が高まっている。中国政府は国内のＩＴ大手に対する締め付けを強化しており、米中対立を背景に米上場の中国企業への統制を強めようとしている。米中対立の新たな火種になる可能性もありそうだ。

　きょうは個別学習指導を提供している全ての機関が非営利団体として登録され、新たな営利団体としての設立を禁止するなどの新規則を地方政府に通知した。ＴＡＬエデュケーション＜TAL＞などの米上場株は急落。ＴＡＬは２５日に声明で、新規則は自社の教育サービスに甚大な悪影響を及ぼし、事業およぶ見通しに悪影響が出ると指摘した。

（NY時間12:27）
ＴＡＬエデュケーション＜TAL＞　4.74（-1.27　-21.08%）
アリババ＜BABA＞　192.13（-14.41　-6.97%）
テンセント＜TCEHY＞　60.96（-5.93　-8.87%）
バイドゥ＜BIDU＞　163.43（-9.23　-5.35%）
ビリビリ＜BILI＞　86.91（-8.30　-8.72%）
ＪＤドットコム＜JD＞　65.91（-6.38　-8.83%）
ディディ（滴滴）＜DIDI＞　7.99（-0.08　-0.93%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美