ロクが大幅高 コネクテッドＴＶ広告の需要拡大への期待も＝米国株個別

　動画ストリーミング配信の受信機器やプラットホームを手掛けるロク＜ROKU＞が大幅反発。特段の買い材料は見当たらないが、ツイッター＜TWTR＞やスナップ＜SNAP＞が広告収入を伸ばし、好決算を発表していたことが同社への期待にも繋がっているのかもしれない。同社の決算発表は８月４日に予定されている。

　また、ロクのコネクテッドＴＶ（ＣＴＶ）の広告需要の拡大が期待され、２０２３年にかけての年間売上高がコンセンサスである４１％増を上回り、約５０％増加する可能性が指摘されている。

　アップル＜AAPL＞やアルファベット傘下のグーグル＜GOOG＞はプライバシー尊重の立場からサードパーティのクッキーを規制する動きに出ている。その動きによりファーストパーティのクッキーに対する広告需要が高まり、それに後押しされる形で、ロクは広告収入を増やすと期待しているようだ。ロクのＣＴＶ広告は独自の好位置にあるという。

　ロクがＣＴＶ広告のシェアを２０２０年の９％から約１３％に増やし、２０２３年までに売上高を通期で約５５億ドルまで拡大させる可能性があると指摘している。なお、ＣＴＶ広告市場は２０２３年にかけて年３３％の拡大が見込まれているという。

（NY時間14:38）
ロク＜ROKU＞　466.25（+45.60　+10.84%）

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MINKABU PRESS編集部　野沢卓美