ペプシコが決算受け上昇 外出制限解除でスナック菓子や飲料が増収=米国株個別
ペプシコ<PEP>が上昇。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、コア1株利益、売上高とも予想を上回った。北米での売上高の伸びは6%増と、少なくともこの10年間で最大の伸びとなった。通期見通しも上方修正している。
外出制限解除で消費者がレストランやバー、スタジアムなどに戻ったことが奏功した。同社のジョンストンCFOはインタビューで「経済再開で人々が外出し始め、外食産業は比較的短期間では販売が倍増した」と述べた。外出制限の解除の影響でスナック菓子を扱うフリトレーや飲料は増収となったものの、巣ごもり需要が旺盛だったシリアルなどを扱うクエーカーフーズは2桁の減収となった。
なお、ペプシコの決算を受けてコカ・コーラ<KO>株も上昇。
(4-6月・第2四半期)
・コア1株利益:1.72ドル(予想:1.53ドル)
・売上高:192.2億ドル(予想:179.4億ドル)
売上高増減率:6%(予想:5.54%)
フリトレー:6%(予想:5.54%)
クエーカーフーズ:-14%(予想:-13%)
ペプシコ飲料:21%(予想:12%)
(通期見通し)
・コア1株利益:約6.20ドル(予想:6.10ドル)
・売上高増減率:+6%
(NY時間10:06)
ペプシコ<PEP> 153.20(+3.69 +2.47%)
コカ・コーラ<KO> 54.97(+0.49 +0.90%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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