カナダ円は88円台半ば カナダ雇用統計は資産購入ペース縮小加速を許容との声=NY為替
本日の市場は全体的にここ数日のリスク回避の雰囲気が一服しており、原油相場も買い戻される中でカナダドルも買い戻しが優勢となっている。カナダ円は88円台半ばと本日高値圏での推移となっている。前日は87.10円付近まで下落し100日線を下放れる展開も見られたが、本日はその水準を回復している。
この日発表の6月のカナダ雇用統計もカナダドル買いをサポートしているようだ。雇用者数は約23万人増加し、予想を大きく上回った。失業率も7.8%まで低下している。今回の雇用統計を受けて市場からは、カナダ中銀が更に資産購入ペース縮小を加速させることを許容するとの声も聞かれる。
カナダ経済が感染第3波から回復していること示唆しており、来週はカナダ中銀の金融政策委員会(MPC)が開催されるが、縮小を加速させるうえでの障害は小さいという。カナダ中銀は現在、週30億カナダドルまで債券購入のペースを縮小している。
【カナダ】
雇用増加数(6月)21:30
結果 23.07万人
予想 17.5万人 前回 -6.8万人
失業率
結果 7.8%
予想 7.8% 前回 8.2%
USD/CAD 1.2455 CAD/JPY 88.46
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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