小幅続伸、EIA週報は堅調な内容だが買い続かず=NY原油概況
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=72.15(+0.03 +0.04%)
ニューヨーク原油は小幅続伸。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が前日比0.03~0.09ドル高、その他の限月は0.12~0.31ドル高。
米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で石油製品需要が大台の日量2000万バレルを上回ったことが買い手がかり。製油所稼働率は92.6%まで上昇し、新型コロナウイルスがパンデミックする前の水準で回復を続けている。原油在庫は4週連続で減少した。ただ、73ドルの節目付近で買いが失速すると伸び悩み。米連邦公開市場委員会(FOMC)後にドル高に振れたことも重しとなった。
時間外取引で7月限は堅調に推移した後に失速すると、通常取引開始を控えて上げ幅をほぼ消した。その後は買いが再び強まり72.99ドルまで上昇したが、上げは続かず。通常取引終盤にかけては71.75ドルまで軟化した。ただ、プラス圏に戻して引けている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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