大手銀が下落 JPモルガンのダイモンCEOの発言を嫌気=米国株個別
NY時間の午後に入ってダウ平均は下げが一服しているものの、本日安値圏での推移が続いている。きょうは今週のFOMCを控えて米国債利回りが上昇している。それにもかかわらず、大手銀行株が下落していることが全体を圧迫している面もあるようだ。
JPモルガン<JPM>のダイモンCEOの発言を嫌気しているとの声が聞かれる。同CEOは、パンデミックをきっかけにしたトレーディングブームは終わりが近づきつつある可能性に言及した。4-6月のトレーディング収入が前年比38%減と、従来予想よりも大幅な落ち込みになることを示唆している。同CEOはきょう、証券会社主催の会議に参加し、第2四半期のトレーディング収入が60億ドルを僅かに上回る程度に減少するとの予想を示した。
トレーディング収入については予想自体も下方修正されているが、それを更に下回る可能性も警戒される。
(NY時間14:42)
JPモルガン<JPM> 156.72(-3.58 -2.23%)
バンカメ<BAC> 41.07(-0.79 -1.88%)
シティグループ<C> 74.68(-1.80 -2.35%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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