米紙、FRBが予想より早く金融緩和を終了する可能性を指摘
米ウォールストリートジャーナル(WSJ)では、今週15日と16日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、連邦準備制度理事会(FRB)が市場予想よりも早く、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う金融緩和政策を終了する可能性があると伝えている。
WSJは、最大雇用というFRBの目標を達成することが、予想よりも早く来る可能性があると指摘し、その理由について以下に注目しているとした。
・ダラス連銀の推定によると、2020年2月以降に260万人が退職した。
・クリーブランド連銀総裁は6月4日、CNBCで「通常、人々が離職(引退)するとき、彼らは労働力に戻らない」。
・イエレン財務長官は6月5日、雇用はパンデミック前の水準を700万人以上下回ったままであるが、退職の増加は「完全雇用に戻るためにそれほど多くを取り戻す必要はない」ことを意味する可能性があると述べた。
・現在のFRB当局者は、パブリックコメントではあまり明確ではないものの、同様の姿勢をを示している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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