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ドル売り優勢、英中銀金融政策発表でポンド振幅=ロンドン為替概況

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ドル売り優勢、英中銀金融政策発表でポンド振幅=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ドル売りが優勢。ユーロドルの上昇、ドル円の下落の動きが主導している。ユーロドルは1.20ちょうど近辺から一時1.2050台まで上昇。ドル円は109.30-40レベルから一時109.06レベルまで下押しされた。米10年債利回りが1.56%近辺へと小幅に低下。欧州株や米株先物は上昇一服となり上値を抑えられるも、値幅は狭い。NY原油先物は65ドル台前半へと小安い。やや模様眺めムードになっている。注目の英中銀金融政策発表は、予想通り政策金利と資産購入枠が据え置かれた。ただ、ホールデン委員が資産購入の減額を主張して反対票と投じていた。また、市場の事前予想にあったように週間の債券購入ペースを34億ポンドに縮小したが、金融政策の変更ではないと明記された。成長見通しは今年を引き上げ、来年を引き下げとした。年内にはコロナ以前の水準を回復へとした。ポンド相場は売り反応で入ったが、すぐに買い戻されている。激しく振幅も方向性は見いだせない。

 ドル円は109円台前半での取引。東京午前の109.43レベルを高値に、その後は売りに押されている。ロンドン序盤には109.06レベルまで安値を広げた。米債利回りが小幅に低下。欧州株や米株先物は上値を抑えられるも、値幅自体は小動きにとどまっている。NY原油先物は65ドル台前半へと軟化。調整的な値動きだったようだ。

 ユーロドルは1.20台半ばでの取引。東京市場での1.2000-10レベルでの揉み合いを上放れている。一本調子で買われて、高値を1.2053レベルまで伸ばした。ユーロ円は131.20-30レベルから一時131.62レベルまで上昇した。対ポンドでのユーロ買いフローが下支えとなる面があった。英中銀政策発表でポンド相場が振幅したが、ユーロ相場は安定した値動きとなっている。独製造業受注やユーロ圏小売売上高はいずれも予想を上回っており、経済回復が示されている。

 ポンドドルは1.39台前半での取引。英中銀の金融政策発表後に激しく振幅。1.3858レベルまで下落したあと1.3940レベルまで上昇。ややドル売り圧力で堅調も、発表前の1.39挟みの水準からは大きくは離れていない。ポンド円は一時151.26レベルまで急落したあと、152円台乗せまで買い戻された。ユーロポンドは英中銀発表前から0.86台前半から半ばへと堅調で、発表後には0.87手前まで上伸。しかし、その後は0.86台半ばに落ち着きどころを見出している。4月英非製造業PMI確報値は上方改定されたが、英中銀発表前のタイミングもあって反応薄だった。英中銀は政策金利および資産購入枠の据え置きを決定。大方の予想通り週間の資産購入ペースを減額した。ただ、金融政策の変更ではないと釘を刺していた。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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