ドル円は108円台前半での推移続く 安値圏での振幅は変わらず=NY為替
ドル円は108円台前半での推移が続いている。きょうも何度か107円台に下落し、一時107.80円付近まで下落する場面も見られていた。しかし、107円台に入ると押し目買いも出るようで、いまのところは108円台を維持している。
この日のECB理事会とラガルド総裁の会見を通過して、ユーロドルが戻り売りに押されていることから、相対的にドル買い戻しの動きが見られているほか、米国債利回りが上昇に転じていることもドル円をサポートしているようだ。
しかし、買戻しを強める動きまではみられず、上値は依然として重い印象。108.20/30円水準が上値抵抗となっているようで、その付近での売りオーダーも並んでいるようだ。
今週に入って下げ渋る動きも出ているものの、依然として4月に入ってからの安値圏での推移は続いており、もう一段の下げも警戒される状況にはある。
107円台での下値サポートとしては、フィボナッチ38.2%水準が107.75円付近にあり意識される。その水準をブレイクするようであれば、同50%戻しの水準が106.80円付近に来ており、106円台への下げも警戒される。
USD/JPY 108.17
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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