続落、新型コロナウイルスの再流行を警戒=NY原油概況
NY原油先物4月限(WTI)(終値)
1バレル=65.39(-0.22 -0.34%)
ニューヨーク原油は続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.22~0.20ドル安。その他の限月は0.16~0.03ドル安。
バイデン米政権が景気対策の財源を補うための増税を検討しており、燃料需要の回復を妨げるとみられていることが重しとなった。法人や富裕層、ガソリンなどに対する増税が選択肢となっている。世界第3位の石油消費国であるインドで新型コロナウイルスの感染者数が再び拡大する傾向にあることも圧迫要因。イタリアやポーランド、ウクライナでも感染者数が拡大傾向にあるほか、ブラジルでは過去最多水準での推移が続いている。
時間外取引で4月限は66.40ドルまで上昇し、先週末の高値を上回ったが、通常取引の開始を控えて上げを解消。通常取引序盤には売りが強まり64.13ドルまで下落した。ただ、売り一巡後は安値から戻した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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