東京株式（前引け）＝前日比２７７円高、米株高を好感し値を上げる

　１２日前引けの日経平均株価は前日比２７７円１０銭高の２万９４８８円７４銭。前場の東証１部の売買高概算は８億７７８７万株、売買代金は約２兆４１１億円。値上がり銘柄数は９２５、値下がり銘柄数は１１４９、変わらずは１２０銘柄だった。

　日経平均株価は大幅高となり一時、上昇幅は３００円を超した。１１日に１．９兆ドルの追加経済対策が成立し、前日のＮＹダウが上昇し最高値を更新したことを好感。半導体関連などハイテク株や機械、精密株などが上昇した。半面、銀行・生保株や不動産株が値を下げた。

　個別銘柄では、ソフトバンクグループ＜9984＞やソニー＜6758＞、トヨタ自動車＜7203＞が高く、エムスリー＜2413＞やキーエンス＜6861＞が買われた。東京エレクトロン＜8035＞やレーザーテック＜6920＞、ディスコ＜6146＞など半導体関連株が上昇した。半面、三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ＜8306＞やみずほフィナンシャルグループ＜8411＞など銀行株が安い。ＪＲ東海＜9022＞やキリンホールディングス＜2503＞も値を下げた。

出所：ＭＩＮＫＡＢＵ　ＰＲＥＳＳ