ダウ平均は小反落 上値追い一服も下押す気配もない＝米国株前半

NY株式11日（NY時間12:16）
ダウ平均　　　31363.58（-74.22　-0.24%）
ナスダック　　　14003.76（+31.23　+0.22%）
CME日経平均先物　29465（大証終比：+45　+0.15%）

　きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は小反落。序盤のダウ平均は上昇して始まったものの、ここ数日の株式市場は上げ一服感も出始めている中、上値追いの動きも乏しく、まもなく下げに転じている。一方で下押す気配もない状況。

　朝方発表の米新規失業保険申請件数は前回分が上方修正されたほか、今回は予想を上回っており、先週の弱い米雇用統計の流れを反映した内容となった。ただ、株式市場では逆に、経済対策が強固なものになるのではとの期待に変化しているようで、ネガティブな反応は出ていない。

　決算発表は峠を越しているが、今回は予想よりも好調な内容が相次いだ。Ｓ＆Ｐ５００企業の１０－１２月期の利益は２．８％増となっている。１月初旬には１０．３％の減益が見込まれていたことを考えれば、良好な決算だったと言える。

　市場は個人投資家の人気サイト「レディット」の動向に注目が続いているが、このところ資金は大麻株に集中していた。しかし、きょうの大麻株は利益確定売りが強まっている。ティルレイやサンダイアル、アフリアなどの銘柄は大幅反落している。

　市場からは、「一服が出ても致し方ない状況ではあるが、経済対策、金融政策、感染拡大緩和など、情報はすべてかなりポジティブだ」との声も出ている。

ティルレイ　38.71（-25.20　-39.43%）
アフリア　18.82（-7.48　-28.44%）
サンダイアル　2.69（-0.26　-8.85%）

アルファベット（C）　2086.32（-9.06　-0.43%）
フェイスブック　269.53（-2.35　-0.86%）
ネットフリックス　555.96（-7.64　-1.35%）
テスラ　809.01（+4.19　+0.52%）
アマゾン　3268.22（-18.36　-0.56%）
エヌビディア　605.27（+14.70　+2.49%）
ツイッター　67.96（+0.19　+0.27%）

ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス　333.48（+0.08　+0.03%）
メルク　74.59（-0.30　-0.40%）
マクドナルド　214.02（-0.38　-0.18%）　
マイクロソフト　 243.36（+0.54　+0.22%）
ホームデポ　278.46（-0.23　-0.08%）
ボーイング　209.89（-2.03　-0.96%）　
ベライゾン　54.53（-0.43　-0.78%）
ビザ　209.80（+3.68　+1.78%）　
ハネウェル　 201.89（-0.27　-0.13%）　
ナイキ　143.66（+1.20　+0.84%）
トラベラーズ　 145.73（-0.20　-0.14%）
ディズニー　189.01（-0.62　-0.33%）　
ダウ・インク　57.29（-0.38　-0.66%）
セールスフォース　 240.47（+3.75　+1.58%）　
シスコシステムズ　47.69（+0.45　+0.94%）
シェブロン　90.76（-1.76　-1.90%）　
コカ・コーラ　50.45（+0.85　+1.71%）　
ゴールドマン　 301.13（-3.16　-1.04%）
キャタピラー　 196.10（-1.62　-0.82%）　
ウォルマート　144.76（+0.63　+0.43%）
ウォルグリーン　50.05（-1.54　-2.99%）　
インテル　59.90（+1.04　+1.77%）
アメックス　127.64（-0.60　-0.46%）　
アムジェン　235.60（-0.94　-0.39%）
アップル　 134.62（-0.77　-0.57%）
Ｐ＆Ｇ　128.75（+0.53　+0.41%）
JPモルガン　138.81（-0.85　-0.61%）
Ｊ＆Ｊ　166.27（-0.54　-0.32%）
ＩＢＭ　121.00（-1.24　-1.01%）
３Ｍ　177.26（-2.34　-1.29%）　

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美