ツイッターが大幅高 ユーザーの伸び鈍化は警戒も、広告収入が堅調=米国株個別
ツイッターが大幅高。10-12月期決算(第4四半期)を発表しており、1株利益は予想を下回ったものの、売上高が予想を上回った。デジタル広告の収入が31%伸び、予想も上回った。同社は米国でのブランド広告主からの需要が旺盛だったと説明している。
ただ、アクティブユーザー数は予想に届かず、パンデミックで昨年急増した利用者数の伸びは今年以降、鈍化するとの見通しを示した。ユーザーの伸び率は過去5四半期で20%を上回り、第1四半期も20%の伸びを見込んでいるが、第2四半期から2桁台前半に鈍化すると見込んでいる。
一方、アナリストからは事前の予想範囲内との声も多く、広告収入の強い伸びは心強い兆候との指摘も出ていた。全体的には投資判断を「中立」に維持する動きが多い。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.27ドル(予想:0.30ドル)
・売上高:12.9億ドル(予想:11.9億ドル)
広告:11.6億ドル(予想:10.5億ドル)
データライセンス:1.34億ドル(予想:1.30億ドル)
・収益化可能1日アクティブユーザー数(mDAU):1.92億人(予想:1.93億人)
・EBITDA(調整後):5.09億ドル(予想:4.21億ドル)
(1-3月・第1四半期見通し)
・売上高:9.4~10.4億ドル(予想:9.83億ドル)
(NY時間09:40)
ツイッター 68.46(+8.59 +14.35%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。