ヘインズ・ブランズが好決算で大幅高 新戦略のもとで在庫見直し=米国株個別
Tシャツや靴下のブランドを展開するヘインズ・ブランズが大幅高。10-12月期決算(第4四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。インナーウェアの販売が前年比17%伸びた。第1四半期についても予想を上回る見通しを示している。
同社は在庫関連の評価損を6.11億ドル計上。マスクやガウンなどPPE(個人用防護服)関連が4億ドル、そのほかの製品見直しで2.11億ドルを償却した。
同社は新戦略のもと、欧州のインナーウェア事業の戦略的代替案を模索していることを明らかにしたほか、PPEはもはや長期的成長の機会とは位置づけていないともしている。在庫見直し後に製品数を20%削減し、大量生産、急成長および、収益性の高いカテゴリーに焦点を合わせているという。
同社の新戦略計画は、チャンピオンブランドをグローバルに成長させ、オンライン販売を促進し、インナーウェア部門を若い顧客にとってより魅力的なものにすることを目的としている。5月に予定している投資家説明会で、「フルポテンシャル計画」と名付けた残りの戦略計画を発表する予定だとしている。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.38ドル(予想:0.29ドル)
・売上高:18億ドル(予想:16.4億ドル)
インナーウェア:6.68億ドル
アクティブウェア:4.03億ドル
海外:6.65億ドル
(1-3月・第1四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.24~0.27ドル(予想:0.20ドル)
・売上高:14.9~15.2億ドル(予想:14.7億ドル)
(NY時間10:24)
ヘインズブランズ 19.13(+3.15 +19.71%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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