ダウ平均は大幅反発 ゲームストップやAMCは反落=米国株前半
NY株式28日(NY時間12:30)
ダウ平均 30910.34(+607.17 +2.00%)
ナスダック 13473.50(+202.90 +1.53%)
CME日経平均先物 28475(大証終比:+425 +1.49%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅反発。前日の下げを取り戻す動きが見られている。警戒されていた大手IT・ハイテク株の決算はテスラとアップルは下落しているものの、フェイスブックやマイクロソフト、アルファベットなど、そのほかのIT株には広がっておらず、全体的な安心感に繋がっている模様。
アップルは好決算を発表したものの、先行きに慎重な見方を示したことが嫌気されている。また、テスラも売上高は予想を上回ったものの、利益率の低下が嫌気されているようだ。シェア獲得のための値下げ戦略やサプライチェーンのコスト、そして、株急騰に絡んだマスクCEOをはじめとした幹部の多額の報酬が背景。営業利益率は前期の9.2%から5.4%に低下した。
銀行やエネルギー、産業株も買い戻されており、ダウ平均の上げ幅は600ドルを超えている。
ゲームストップやAMCなどここ数日急騰していた銘柄は戻り売りが強まっている。ゲームストップは乱高下し、ボラティリティの高まりに伴って取引所が実施する売買中断措置が10回以上発動された。一部のオンライン証券がこれら複数の銘柄の取引を制限すると発表しており、冷や水が浴びせられている格好。また、米議会からも規制措置を導入するべきではとの声も出ており、警戒感が高まったようだ。
取引開始前に第4四半期のGDP速報値が発表されていたが、予想を下回る内容となった。ただ、市場はすでに過去のものと見ているようで、それ自体に対する反応は限定的となっている。一方、米新規失業保険申請件数が予想を下回ったことはポジティブに捉えているようだ。
ゲームストップ 278.99(-68.52 -19.72%)
AMC 10.57(-9.33 -46.88%)
アルファベット(C) 1877.81(+47.02 +2.57%)
フェイスブック 274.08(+1.94 +0.71%)
ネットフリックス 551.05(+27.77 +5.31%)
テスラ 841.75(-22.41 -2.59%)
アマゾン 3276.25(+43.67 +1.35%)
エヌビディア 528.44(+11.73 +2.27%)
ツイッター 51.55(+3.36 +6.97%)
ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス 343.25(+10.26 +3.08%)
メルク 78.34(+1.27 +1.65%)
マクドナルド 205.90(-1.10 -0.53%)
マイクロソフト 241.74(+8.84 +3.80%)
ホームデポ 282.13(+8.08 +2.95%)
ボーイング 200.24(+6.21 +3.20%)
ベライゾン 55.95(+0.82 +1.49%)
ビザ 199.15(+4.18 +2.14%)
ハネウェル 204.53(+5.15 +2.58%)
ナイキ 135.50(+4.48 +3.42%)
トラベラーズ 139.24(-0.26 -0.19%)
ディズニー 170.98(+7.95 +4.88%)
ダウ・インク 54.08(-0.31 -0.57%)
セールスフォース 228.86(+4.08 +1.82%)
シスコシステムズ 45.81(+0.11 +0.23%)
シェブロン 89.49(+1.29 +1.46%)
コカ・コーラ 49.38(+0.85 +1.75%)
ゴールドマン 279.38(+6.05 +2.21%)
キャタピラー 186.94(+6.31 +3.49%)
ウォルマート 144.88(+1.04 +0.72%)
ウォルグリーン 51.04(-0.13 -0.25%)
インテル 56.32(+2.73 +5.09%)
アメックス 119.93(+5.84 +5.12%)
アムジェン 255.45(+4.70 +1.87%)
アップル 141.30(-0.76 -0.53%)
P&G 131.32(+2.94 +2.29%)
JPモルガン 131.81(+3.95 +3.09%)
J&J 170.07(+2.19 +1.30%)
IBM 120.55(-1.92 -1.57%)
3M 184.44(-2.21 -1.18%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。