ルピア円が値を戻す、インドネシアでイスラム強硬派指導者を逮捕=東京為替
インドネシアルピア円が朝方の弱含みから値を戻している。一時は0.7370円付近まで下げたが、その後は0.7385円近辺までじり高となっている。
インドネシア警察は12日、政権批判で支持を伸ばしているイスラム強硬派組織「イスラム防衛戦線(FPI)」の指導者であるリジク・シハブ容疑者を逮捕した。大規模な集会を強行し、新型コロナウイルスの規制に違反した容疑。これを受け、FPIの動きを警戒するムードがあったが、徐々に和らいでいるもよう。
ロイターの報道によると、FPIはイスラムの教義に反するとして酒場を襲撃するなど過激な行動で知られ、中華系キリスト教徒のジャカルタ特別州知事を非難する抗議デモを2016年に組織し、収監に追い込んで影響力を強化。これに対して、警察は7日、捜査に反発するFPI構成員6人を射殺し、緊張が高まっていた。
IDRJPY 0.7383

執筆者 : MINKABU PRESS
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