ユーロ円は126.40円付近で推移 EU首脳が2.2兆ユーロ規模の刺激策を承認=NY為替
NY時間の終盤に入ってユーロ円は126.40円付近で推移。この日のECB理事会を受けてユーロ買いが一時的に強まったことから、ユーロ円も126.75円付近まで上昇する場面がみられた。しかし、126円台後半から127円の間の売り圧力も強く、今月に入って強い上値抵抗となっている。きょうもその水準には慎重なようだ。ただ、下押す動きまではなく、9月1日に付けた年初来高値127.10円付近を視野に入れた展開は続いている状況。
この日のECB理事会の陰に隠れてしまった感もあるが、この日のEU首脳会談でEU予算と復興基金をあわせた2.2兆ユーロ規模の景気刺激策を承認されたと伝わった。債務も共同負担としている。きのうは法の支配順守を資金配布の条件とする案に抵抗していたポーランドとハンガリーが合意したようだ。復興基金は来年1月からの運用が開始される予定。
欧州での感染拡大は鎮静化しつつあり、来年はワクチンの普及も期待されることから、欧州経済にとっては大きな追い風となりそうだ。
EUR/JPY 126.47 USD/JPY 104.24 EUR/USD 1.2133
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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