ドル高に対する調整強まる=東京為替概況
前日のドル高進行に対する調整の動きが広がった。ドル円は前日の海外市場で105円台を付ける動きを見せ、104円80銭近辺に戻して東京朝を迎えた。朝方104円89銭まで上昇の局面もそこまで。米株の大きな下げに対して、日本株などの下げが目立たず、リスク警戒の動きが後退したことでドル売りの動きに。
前日の米株安は米国での新型コロナウイルス感染第3波の動きを警戒したもので、アジア市場の株式には大きな波及を見せなかった。
ドル円は昼頃に104円68銭まで値を落とし、その後は104円70銭台中心の動きに。リスク警戒の動き後退からのドル売りは継続も円売りの動きも見られ、ドル円での動きが押さえられた。
ユーロドルも午前は同様の動き。海外市場で1.1803を付けた後、NY夕方に1.1805を付けるなどドル買いの動きが優勢で東京朝を迎えたが、ほぼ一本調子に上昇。午後に入るとドル売りの動きがさらに強まる格好で1.1830台まで。
ユーロ円は朝方のドル円の下げに123円69銭を付けた後、もみ合いとなっていた。午後に入ってユーロドルが上昇する中で123円90銭台まで上昇。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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