ウエストパック、豪ドル/ドルは年末に0.75ドルの目標を維持=東京為替
豪州の金融大手ウエストパックでは、今後数カ月間における豪ドルの見通しを更新した。
北半球の夏のリスクラリーと米ドル安によって、豪ドル/ドルは9月1日に0.74ドルまで上昇。 それ以降は米大統領選が迫るにつれ、「逆風」が吹いている。豪中央銀行(RBA)のハト派へのシフトによって豪ドル安に振れており、11月理事会での政策金利0.1%への引き下げ観測だけでなく、何らかの形の量的緩和についてのコンセンサスが高まっている。
豪ドル/ドルは0.70ドルを下回る可能性があるが、これは豪ドル買いの良い機会になるとウエストパックでは指摘。RBAは現時点でマイナス金利の意向を示しておらず、さらに、米国大統領選挙後のリスク選好度の改善や米連邦準備制度理事会(FRB)の積極的な緩和により、数カ月にわたって米ドルは下落すると予想。
以上から、ウエストパックでは年末に0.75ドルの目標を維持するとした。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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